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競艇はじめて物語
第2回「舟券を買ってみる!」 わずか100円で遊べる!しかも1レースに6艇しか出走しないから当てやすい!
舟券を買おう!
競馬場で買うのが馬券なら、競艇場で買うのは“舟券”である。「フナケン」というとレトロな響きだけど、買い方はマークカード&自動券売機によるハイテク方式。マークカードが置かれた記入台には、記入の仕方が分かりやすく表示されているのでノープロブレムだ。
この日は朝イチから『蛭子能収&山田まりあトークショー』を開催していたのだが、そこで競艇歴34年の蛭子さんが「内枠を買えば間違いない」とか「外の6番が来ることも」とか「私のラッキー数字は3番」などと言うので、ワケが分からないまま1-3-6の“3連複”を100円だけ買ってみることにした。この3つが1着から3着に入れば(順不同)当たりだ。
自動券売機は、最初にお金を入れてからマークカードを挿入し、液晶画面のボタンをタッチするだけでOK。スルスルっと出てきた記念すべき初舟券を手に、いざレース場へ。
ビギナーズラック?!
えー、場内に爆音を轟かせ、第1レースの各艇が一斉にスタートです! おーっと、速すぎて初観戦の私には何が何だかわかりません!ボートと選手の服は1番から順に白、黒、赤、青、黄、緑と色分けされてるので、とにかく自分が買った「白、赤、緑」を必死に目で追います!うっそ、緑、白、赤の順で走っています!そのまま!そのまま~っ!!
・・・というわけで、大興奮の初レースの結果は見事に的中!まさにビギナーズラック!
いざ、賞金を手に!
「やった!やった!」と小躍りする私の横で、オジサンが「マンシュウだ!マンシュウだ!」と叫ぶ。「満州?」と聞くとそれは「万舟」だった。つまり100円が1万円以上になる高配当の舟券のこと。「ほら」とオジサンが指さした先には『夢の舟券、3連単!』の看板。1着から3着を着順通りに当てる“3連単”で買っておけば、1万ナンボをゲットできたのだ。
それでも初レースでの的中に「そりゃ、おめでとう」とオジサン。去りぎわの「今日は終わりにして帰ったほうがいいよ」のセリフから、長年のギャンブル人生が垣間見えた。
自動払戻機に飛んで行って颯爽と舟券を挿入し、払戻ボタンをソフトタッチ。ジャラジャラと出てきたのは、金1680円也。マンシュウと比べたら断然低いオッズだったけど、今日一日の軍資金としては十分である。さあ、第2レースは3連単だ。
フフフ・・・次回をおたのしみに・・・
第3回へつづく