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「競艇場はギャンブラーの終着駅っていうよ」
以前、競馬ファンの友人がそんなことを言っていたっけ。終着駅というからにはなにかこう、ギャンブルを極めた猛者たちの欲望が渦巻いてて、暗~くて、寒~くて、殺伐としてて……。と、まるでこの世の果てのような図をイメージしながら、とある日曜の午前、私は京浜急行・平和島駅に降り立った。 |
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駅から平和島競艇場へは無料送迎バスが出ているのでとっても便利。
乗り場は知らないんだけど、まあ、こういう場合は人の流れについて行くべし。で、それらしき列に並んでみればよし。でも、ちょい待ち。それにしても前も後ろもご高齢らしきおじいさんばかりである。これはどこか違う終着駅へ行く人たちの列だったりして…?などと、すごく失礼な違和感を感じていたところに後ろから声をかけられた。 |
「お姉さん、競艇場の職員さん?」トホホホ。どうやら違和感を放っていたのは私のほうだったのね。 |
あとで分かったことだが、平和島競艇場には約2000台収容の特大駐車場(1日1000円)があって、休日ともなれば観客のほとんどはクルマで来場するみたい。しかも、第1レース開始が11:30頃とは知らず、開門時間の10:00を目指して朝イチの送迎バスに乗ろうとした私の行動は、気合いの入ったオールドファンそのものであったらしい……(汗)。まあ、こういう気まずい体験もアジなものだけど、初心者の女性やカップルの皆さんは、お昼すぎくらいからクルマで出かけるのがスマートかもしれませんね。1日12レースもあるので午後だけでも充分遊べます。実際、午前中はゼロに等しかった若者率が、午後にはグーーーンとアップしてたしね。 |