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ソルトレーク五輪では審判の判定が大きな疑惑と混乱を招いたが、同じことがギャンブル界で起きたら一大事である(お金がらみだからね)。そこで、競輪ではどのように判定を行っているのか、立川競輪場にお願いして特別に見せてもらった。 |
ガラス張りのメインスタンドを見上げると、一番上の中央にポッカリとガラスの無い空間がある。カメラらしきレンズが光り、黒い人影がチラホラ……。それこそは、厳正で厳粛で厳格なる“ザ・審判室”である。地上5階にある審判室は、バンク全体を見渡すには最高だが、窓辺に立つとガラスは無いわ、柵も無いわで、非常に怖い。室内にはゴール映像をとらえる“スーパースロー”というごっついカメラやら、たくさんのモニターやら機材がズラリと並んでいる。 |
レースの監視は主に目視とビデオによる。審判室では、バンクの4ヵ所に立つ審判員と無線でコンタクトをとりながら、同時にビデオでもチェックする。このビデオが優れモノで、DVDみたいなものなのか、録画しつつも巻戻しや再生が自由自在だ。しかも2台あるからナマ映像の方もバッチリ。レース中でもリプレーできるから、ゴール後、すぐに違反の有無を確定できるというわけだ。 |
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