競輪とは定められた距離を自転車のペダルを踏み抜いて、誰が一番最初にゴールするかを争う競争です。競輪が「競走」ではなくて「競争」なのは速く走るだけではなく、他の選手を押しのけてでも自分が優位に立とうとする競争の要素がより強いためです。 |
競輪のレースはトーナメント方式で勝ち上がっていくしくみになっています。基本的には3日間で行われ、それぞれ 1日目:予選 2日目:準決勝 3日目:決勝 というトーナメント方式が基本となっています。開催日数としては各競輪場で1ヶ月に1開催として、前節(3日間)・後節(3日間)の計6日間行われるのが基本です。 |
・先頭固定競走 出走する9人の選手のほかに、先頭誘導員がレースを引っ張る競走方法。この先頭誘導員がいることによって、先頭を走っている選手も空気抵抗を受けることなく走ることが可能になり、9人全員が平等の条件でレースを行うことができます。 ・普通競走(トップ引き) 先頭誘導員がいなくて、代わりに6枠5番の選手が先頭を走って、先頭固定競走での先頭誘導員の役目をしてレースを引っ張るという競走方法。したがって、トップ引きの選手はたいがい9着となります。しかし、その分トップ引きの手当てというものが支給されるので、「このレース勝ち目がないな」と判断した選手などが自己申告してトップ引きの役目をします。車番制が導入される前までは主なレース方法でした。 |
競馬に新馬戦、障害レース、重賞戦(GIなど)があるように競輪にも競走に種類があります。 | ||||||||||||||||||||
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競輪を行うコースのことをバンクといいます。バンクには500メートル・400メートル・333メートルの3種類があり、それぞれ500バンク・400バンク・3.3(サンサン)バンクと呼びます。バンクによって1周の距離が違うので、2000メートルのレースだと、500バンクなら4周、400バンクなら5周、3.3バンクなら6周と周回数が違ってくるので注意しないといけません。 また、競輪場によって、同じ500バンクの競輪場でも直線の距離が違ったり、コーナーの膨らみ、形が違うというように、各競輪場ごとに特徴があるので、それぞれの競輪場に個性があることを覚えておきましょう。 ちなみに全国バンク別の競輪場数は以下のとおり。(競輪場は全国で50あります。) |
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競輪は6枠9人制で行われます。選手が車番によって、色で識別されますので覚えておきましょう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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競輪選手は4,300人前後いるが、実力によって、以下のようにランク付けされています。 | ||||||
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となっており、S級1班はこの中で130人しかなれないスーパースターなのです。この級別はレーサーパンツでも差があり、黒地に赤色のタテ線があり、そのタテ線の中に白い7つの星があり、A級は黒地に白のタテ線が3本、B級は白のタテ線が2本となっています。また、毎年競輪学校を卒業してデビューしてくる新人はB級2班に格付けされたのちに、新人同士の対戦である新人リーグに出走し、その成績によって、A級1班からB級2班まで各級班に振り分けられます。 |
提供:三恵書房 |